ツイッターのアカウントが凍結された


ツイッターのアカウントを止められている。

別に過激なツイートが問題になってとかではなく、単にいわゆる“複数アカウント”の使用者をツイッター当局が急に摘発しまくってるあおりを受けたのであるらしい。

先日レポートした第6回「学生向け教養強化合宿」の最終日・3月10日あたりにアカウントを凍結されていることに気づいた。実際に凍結されたのもこの日のことであるようだ。

 

 

ページのトップに

「現在、ご利用のアカウント(@toyamakoichi)は凍結されています。 詳しくは、『凍結されたアカウント』をご覧ください」

という表示が出るようになったので、その“凍結されたアカウント”というツイッター当局による解説ページを見てみた。「ヘルプセンター」の中の1つのページだった。

 

 

 「異議申し立てをすることによって、アカウントを凍結解除できる場合があります」

という記載がある。

 

 

こちらをクリックし、異議申し立ての詳細を入力します。早急に内容を確認して対応いたします」

とのことである。さっそく「こちら」をクリックしてみる。「アカウントの凍結またはロックに異議申し立てをする」という入力フォームが出てきた。

 

 

記録を残し忘れて何と記入したか不確かだが、たぶん「凍結されているようだが、凍結されるような行為をした覚えはない」的なことを書き送ったはずである。

するとさっそく(3月11日0時19分)、ツイッター当局からメールが届いた。

 

 

 「お客様のアカウントに関する異議申し立てを受け取りました。このメールアドレスが使用可能なことを確認できるメールをこのメッセージに対して返信してください。いただいた情報を確認次第、ご連絡します。通常は、Twitterルールまたは利用規約への違反があった場合にアカウントを凍結します。Twitterルールや利用規約への違反を繰り返す場合は永久に凍結されます」

とのことである。

とりあえずこのメールに返信しろ、ということなので「(このメールアドレスは)使用可能です」と返信した(3月11日1時17分)。

 

 

約15時間後(3月11日16時44分)、ツイッター当局からさらなる返信が届いた。

 

 

「大量のTwitterアカウントを利用されているようなので、アカウントを凍結しました」

とあり、ここで初めて凍結の理由が“複数アカウント”問題に関連してのものであるらしいことが分かったわけだ。

「重複使用を目的としてアカウントを大量に作成することはTwitterルールで禁止されています」

として、

「このメールの返信にて以下の情報をお知らせください。1.作成したアカウントのリスト 2.それらのアカウントの使用目的」

と要請されている。

 

翌日このメールを読んで、以下のように回答を書き送った(3月12日12時7分)。

 

 

まず私が“大量のTwitterアカウントを利用”しているという云いがかりについては、「たしかに2つ(@toyamakoichi および@warewaredan)を使用していますが、この2つのみですので、『大量の』というのは違和感があります」と答えた。まったくこのとおりで、ウソ偽りはない。

「その他、私(外山恒一)の名を名乗っているアカウントや『外山恒一bot』なども存在するようですが、それらは私が使用しているアカウントではありません」と補足しておいた。これもまったくこのとおりで、ウソ偽りはない(例えばこの「web版『人民の敵』」にもツイッター・アカウントがあるが、私が管理しているものではなく、今回もちろん凍結されてもいない。「我々団」@warewaredanのほうは「外山恒一」@toyamakoichiアカウントと同時に凍結された)。

そして2つのアカウントを使用している理由については、「@toyamakoichi はごく普通の使用目的でのアカウントです。@warewaredan は、他人の面白いツイートを見つけたらRTしたいのですが、上記アカウントで大量のRTや返信をするとフォロワーのTLがそれらで埋まってしまって迷惑かと考え、私自身のツイートだけでなく、私が興味関心を持った他人のツイートについてもチェックしたいという私の熱心なフォロワー用に、RTと返信に目的を限って、別途作成して使い分けているものです」と回答した。@toyamakoichiでおこなうリツイートは、例えば私の街宣活動の目撃ツイートや、過去の私のさまざまな文章を紹介するツイートなど、私の活動に直接関連するもののみだし、返信も、私のフォロワーにやりとりの情報を共有してもらいたい極めて例外的なケースのみで、そうでないRTや返信は@warewaredanのほうでやっている。理由はツイッター当局に書き送った回答のとおりで、私の活動に関心を抱いてフォローしているのであろう私のフォロワーのタイムラインを、私の活動に関係ない大量リツイート等で占拠してしまわないための配慮である。まあ、ツイログは今でも見ることができるので、両方(コレコレ)を見比べていただければ、まったく真実このとおりであること、一目瞭然であろう。

ツイッター当局もいちいち個別のアカウントをチェックして凍結措置をとっているわけではなく、何か機械的・自動的なシステムで対応しているのだろうし、ツイッター上に現時点で存在する膨大なアカウント数を考えればそれも仕方のないことだ。融通のきかない機械に妙な疑いをかけられることもたまにはあるだろうし、そういう場合はこうやってちゃんと手続きをふめば、あとはツイッター当局の“中の人”が個別に人力で対応してくれるのだろう。これで凍結は解除されるに違いないと私は安心していた。

わずか4時間足らずで(3月12日15時57分)返信がきた。意外と早いな。「申し訳ありません。すぐに凍結を解除いたします」という内容だろう……と思ったら全然違う。

 

 

「秩序を乱すことや嫌がらせを目的として、または重複使用を目的として、アカウントを大量に作成することはTwitterルールで禁止されています」などと書いてある。で、「復活するアカウントを1つお選びください。それ以外のアカウントは凍結解除されません」

と問答無用の高飛車メールである。つまり、私が書いた内容など読んでおらず、引き続き自動プログラムで返信していることが露骨である。

一晩ねかせて、「(アカウントを2つ使用している)理由を書き送ったのですが、きちんと読んだ上で対応されているのでしょうか? 単に機械的・自動的に対処しているのですか? 今回のように唐突に使用制限をする場合には、機械的・自動的な対応ではなく、きちんとこちらの云いぶんを個別に判断して対処いただきたいです」と、うっすら怒りをにじませた返信を書き送った(3月13日9時51分)。

 

 

2つのアカウントを使いわけている理由についても再度書き、ツイッターのルールには抵触していない、すなわち「『秩序を乱すこと』や『嫌がらせ』を目的とした」利用ではないし、また、「(“Twitterルール”のページの文面の)文脈から考えて『重複使用』というのは同一もしくは類似の内容を複数アカウントでツイートすることだと思いますが、そのような使い方もしていません」と釈明した。

ちなみに“Twitterルール”のページには、「すべてのユーザーは、以下のTwitterルールを守っていただく必要があります」として、「複数アカウントの不正利用」という項目があり、「同一ユーザーが重複使用を目的として複数のアカウントを作成すること、または1つのアカウントが一時的または永久凍結された場合に備えて別のアカウントを作成することを禁じます」と書かれている。禁止されているのは「不正利用」を目的としての複数アカウントの作成であって、「複数アカウント」の作成それ自体が禁止されているわけではない、という書き方になっている。これは“強引な解釈”ではない。ズバ抜けた現国の成績1つで他の全教科の成績不振を補ってまるで“優等生”であるかのような学歴を偽装しえた私が、ごくフツーの現代文読解をすればそうなる。「複数アカウント」の作成それ自体が禁止されているのであれば、禁止項目の名称は「複数アカウントの不正利用」ではなく単に「複数アカウントの利用」となっているはずなのである。

今度はツイッター当局からの返信もわずか数時間ではこなかった。きたのは丸2日以上を経た3月15日16時4分のことである。さすがに今度はちゃんと対応してくれたのに違いない、と思って文面を見ると、

「秩序を乱すことや嫌がらせを目的として、または重複使用を目的として、アカウントを大量に作成することはTwitterルールで禁止されています。復活するアカウントを1つお選びください」

と、要は4日前にきた実質最初の返信とまったく同じ、ただ1点、冒頭の「大量のTwitterアカウントを利用されているようなので、アカウントを凍結しました」の1文が省略されているだけの文面である。

“温厚な過激派”を自認する私もさすがにこれには怒り心頭に発した。今度はメールの表題を「機械的・自動的対応ではなくちゃんと個別案件ごとに吟味して対応してください」として怒りをより強くにじませ、向こうは読んでないんだから「読め!」ということで、内容はこっちも2日前に送った文面のコピペにしてやった(3月15日19時41分)。

すると1分もしないうちに(3月15日19時41分)

「Re: 機械的・自動的対応ではなくちゃんと個別案件ごとに吟味して対応してください」

という表題の返信がきた。

 

 

露骨に自動対応である。しかも英文だ。バカにしてやがる。フツフツと沸き上がる怒りを鎮め、冷静になって、ここ1年あまりの猛勉強の結果、制限時間の倍をかければセンター試験の筆記(リスニングは無理)で9割得点できるまでに飛躍的進歩をとげた英語力で謎の文字列の解読に取り組み、どうやら「このアドレスに届いたメールの内容はモニターしてませんので、こっちから意見を送ってください」という指定のようである。やっぱり読んじゃいなかったという自供である。ふざけやがって時間を返せ!

指定されたURLに飛んでみると、何のことはない、最初の

「現在、ご利用のアカウント(@toyamakoichi)は凍結されています。 詳しくは、凍結されたアカウントをご覧ください」

から始まって行き着いた例の入力フォームのページである。仕方がないので、今度はここに最初から3月13日9時51分および3月15日19時41分に送った「機械的・自動的対応ではなくちゃんと個別案件ごとに吟味して対応してください」の文面を再びコピペして送信した。

これに対してツイッター当局が3月17日11時41分によこしてきたメールの文面は……

 

 

「お客様のアカウントに関する異議申し立てを受け取りました。このメールアドレスが使用可能なことを確認できるメールをこのメッセージに対して返信してください。いただいた情報を確認次第、ご連絡します」

云々、つまりやはり最初にあの入力フォームから「凍結されてるようなんですけど……」のメールを書き送った際の返信と一字一句まったく同じものだ。ムダと知りつつ試しに「(こちらのアドレスは)使用可能です」と3月11日1時17分に送った内容と同じメールを3月17日17時7分に送ってみると、案の定、3月11日16時44分に来たのとまったく同じ文面の

「大量のTwitterアカウントを利用されているようなので、アカウントを凍結しました」

云々のメールが3月18日12時18分に届いた。

 

 

以来、とりあえず放置している。ツイッター社の電話番号を調べて抗議の電話をかけるつもりでいるのだが、メンドくさくて何もしないまま日数が経過しているという状況である。もちろん無精しているだけで、近々ほんとに抗議電話をかける気ではいる。もっともまだ電話番号も調べてないし、そんな問い合わせ先の電話番号を日本のツイッター社が対外的に公開しているのかどうかも知らない。電話番号が公開されていなければ、じかに押しかけるまでである。

今回の経緯に思うのは、ほんとにマズい社会になってるよなあ、ということだ。ツイッターというのは、もはや多くの人にとって、しかもとりわけ私のように対外的にさまざまな発信をしている人間にとっては、なくてはならないインフラのようなものと化している。しかしそれを管理しているのは、行政機関などではなく、単なる一営利企業である。電力会社などであれば、まだしも行政等による公正な管理運営のチェックもはたらいていようが(もっとも原発のことを考えるとそうでもないか)、ツイッターなどにはまったくそれがない。

で、そういう営利企業がサービス提供するに際しての、悪い意味で自由度の高い方針によって、今回のようなことがたぶんよく起きる。ツイッター当局は、個別の案件にいちいち対応することに人員を割けない状況にあり、苦情などにプログラムで自動対応させているのだろうが、その結果としてこういうムチャクチャな対応がおこなわれても、不当な目に遭っているこっちが泣き寝入りしなきゃいけないし、道徳的にはともかく法的にはそもそも“不当”ってことにもならないのだろう。

で、こういう機械的対応だと、結局は実名で発信している人間が圧倒的に不利になる。ツイッターで複数の(それこそ“大量の”)アカウントを使用している者はいくらでもいようが、まずたいてい、そういう人たちは匿名で発信しているから、異なるアカウント同士を傍目からは結びつけにくく、つまり“複数アカウントを使用している事実”そのものがなかなか露見しない。私は、@toyamakoichiアカウントを実名でやっているし、@warewaredanアカウントがリツイートと返信用の私の別アカウントであることもちゃんとそれぞれのプロフィール欄に明記している。仮にツイッター当局が「複数アカウントの利用」それ自体を事実上禁止しているつもりなのだとしても、実名で、つまり責任を明確にして発信している者の行為は摘発され、匿名で無責任に発信している者の行為は、摘発が難しいからということで多くが放任されているはずだ。実名発信者より匿名発信者のほうが自由にふるまえるシステムというのは、まあネットというのはそういうもので、だからそもそもクソなのだが、社会をますますろくでもない方向に変質させていくに決まっている。

いずれ無精をやめてツイッター当局に猛烈抗議するとして、結果がどうなろうと、つまり私が2つのアカウント使用を認められようと認められまいと、最終的には@toyamakoichiアカウントだけでも復活せざるをえないだろうし、そのこと自体が腹立たしい。いっそツイッターをやめちゃうことも考えているのだが、例えば近々(4月23日)、“伝説のアナキスト”千坂恭二氏を福岡に呼んでトーク・イベントをやるのにも情宣に苦労しているし、夏の“第7回・学生向け教養強化合宿”への志願者を募集するのにも困りそうだ。

つくづくIT社会はろくでもない。ファシズム革命の暁には、中華帝国様を見習い、我がIT反革命政権がネットを完全掌握下において、少なくとも匿名での発信など不可能にしてやろうと思っている。